2006.07.18
「第6代総長荒川文六展」を開催中です(中央図書館2階常設展示コーナー。8月10日17:00まで)。
このたび大学文書館では、附属図書館の協力を得て、大学文書館所蔵荒川文六関係資料の展示を行います。 荒川文六(1878年~1970年)。旧制一高を経て、東京帝国大学を卒業、1911(明治44)年、九州帝国大学の創立と同時に工科大学教授となり、1936年、本学の第6代総長(~1945年)に就任しました。 電気工学の権威で、九大フィルハーモニー会員としても知られています。総長時代は日中戦争から太平洋戦争にかけての、本学の最も困難な時期でしたが、理学部の創設など、大学の整備・拡充に尽力しました。 戦後は、貴族院議員、福岡県教育委員会初代委員長等を歴任、1965年11月には文化功労者の表彰を受けています。 今回展示するのは、先年、荒川和生氏より寄贈された資料を中心に、大学文書館所蔵資料の一部ですが、「恩賜の銀時計」や勲章、旧蔵書、学位記・証書、その他珍しい写真資料等を展示します。 ご覧いただければ幸いです。